ほんとの空は見えたのか・・・ vol.6 安達太良山

 

いよいよ本格登山の開始

 

くろがね小屋を出発すると、いきなり道は人一人通るのがやっとな位狭くなる。さらに傾斜もきつくなり、まさにギアチェンジが必要だと感じる。しっかりと重心を意識して一歩一歩慎重に歩を進める。久々の登山であったので息が乱れるのが早い。

決して気温が高いわけではないが、汗がじんわりと全身から噴出すのを感じた。

思わず上着を脱ぎ半そでになる。虫が気になったが仕方ないことだ。

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しばらく歩くと、道は開けたがより傾斜がきつくなり、所々岩を手でつかみながら先へと進む。ようやく本格的な登山を味わうことが出来た。そして相変わらず静かな登山ではあったが、ぽつぽつと他の登山者の姿をみるようになった。昨今の登山ブームの影響なのか、若い女性の登山者も結構いたが、やはり中年夫婦の組み合わせが最も多い。

平日なので集団のツアー登山者は登山中見かけなかったが、よくよく考えるとロープウェイを使って別ルートから頂上を目指すパターンの方が多いのであろう。

まあ、自分はマイペースで登山が出来るボッチ登山が好きではあるのだが、仲良さそうにする姿を見ると若干の羨ましさを感じるのも事実であった。

そんな感情を覚えることもあるが、それでも多くの時間はただ頭を空っぽにして黙々と頂上を目指す。それが登山の素晴らしさだとも思う。やはり山にくれば日頃の嫌なことなど下界での些細なことに過ぎないと思えるのだ。

 

以下次回

 

 

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